大会レポート
インタビュー
どんな大会でも自転車レースで優勝するのは並大抵のことではありません。厳しいトレーニングを重ね、本番で実力を発揮して、運も味方に付けて初めて手にすることができるからです。ここでは、今年のレースを制した各部門のチャンピオンにうかがった喜びの声を紹介します。
優勝インタビュー
6時間 総合優勝・ロードの部 優勝
スターターの積極的なアタックが勝利を呼び込む
せわ練
見事6時間総合優勝に輝いたせわ練は、愛知県在住のサイクリストがSNSでつながった3人チーム。この日はスターターが1時間半ほど走る間にアタックで集団の人数を減らし、最終走者が残り30分で勝利を決めたそうで、1人戦力を温存したまま勝利しました。「今回は全員で走れなかったので、来年また参戦したい。もちろん狙うはV2です!」と力強く目標を語ってくれました。
4時間 総合優勝・ファミリーの部 優勝
ファミリーの部出場ながら4時間の総合優勝も果たす
ATCforCW (D)
第2回富士スプリングエンデューロは悪天候のために2時間でレースが終了となる波乱に見舞われましたが、それに負けないほどの衝撃だったのが4時間エンデューロの総合優勝をファミリーの部に出場したATCforCW(D)が制したというニュースでしょう。
「最初の2時間父が走り、その後は家族でアンクルバンドをつないで走るという作戦だった」とのことですが、レースが2時間で中断になってしまったため、実際にレースを走ったのはお父さんだけだったとか。お子さん2人は「優勝はうれしいけど、試走しか走れてないからちょっと残念」と複雑そう。それでも「総合優勝の賞金でどこかにお出かけしたいね」というお父さんの提案に笑顔を見せていました。
アタック180 優勝
まだ14歳!チームメイトとのスプリントを制して優勝
犬伏輝斗 選手
本大会のソロ最長種目・アタック180を制したのは、この春中学校3年生になったばかりの14歳の犬伏輝斗選手。最終周回に残った7人の集団に同じチームの選手が残っていたものの「特にどちらかがアシストしてもうひとりを勝たせようという作戦ではなく、最初から最後まで真剣勝負でした」とのこと。「今回優勝できたのはうれしい。高校に入ったら部活で自転車競技を続けたい」と今後の抱負を語ってくれました。
アタック150 優勝
「過酷なコンディションを走り切れて自信になった!」
野崎桃世 選手
女子のソロ種目では最長距離のアタック150を制した野崎桃世さん。30歳を過ぎて「弱虫ペダル」の影響を受けて自転車を始め、まだ競技歴も数年とのこと。「今年の全日本選手権に出場予定なので、コースを予習しておきたくて出場しました。強豪選手も出場するのでどれだけついて行けるかが課題でしたが、過酷なコンディションの中優勝できたことは励みになりました」と野崎さん。「本番の全日本でもベストを尽くします!」と力強く話してくれました。
アタック100女子 優勝
今中大介さんとのローテンションが貴重な体験でした!
廣瀬博子 選手
チームペダリスト所属 自転車歴6年になります。実は直前に大きなレースが2本あったので、その勢いのまま大会に挑みました。ただ100kmという距離は女子にはかなり長いレース、スタミナを失わない様に高強度の練習に合わせて長距離も乗り準備してきました。チャレンジリーグはチームマトリックスのコントロールでとにかく安全で好印象です。安原監督の具体的且つフランクな感じの注意喚起は素直に聞けるのではないかと思います。サーキットも路面が良く雨天でも安心して走れました。特に今中大介さんとローテーションできたのは貴重な経験をさせて頂き感激しました。今回は6周目あたりで脚の合う3,4名と協力出来たのが勝因ですね。