大会レポート

レースレポート

6時間エンデューロ

6時間の長丁場に臨むチームワークで、過酷なコンディションも乗り越える

本大会で最長のレース時間を誇る6時間エンデューロ。ロードの部と男女混合の2クラス合わせておよそ70チーム(260人)がエントリーしました。
この日は雨で季節はずれの寒さにも見舞われた参加者にとってはなかなか厳しいコンディションとなりましたが、各チームとも早めにピットインして頻繁に選手交代したり、戻ってきた選手に温かい飲み物を手渡したりし、チームメイトが一丸になって周回を重ねる様子が印象的でした。
残念ながら2時間でレース終了となりましたが、上位陣は過酷なコンディションの中でも力強い走りを見せました。ロードの部はせわ練が独走で2位に2分差を付ける完勝、男女混合もレザンロザリオが2位に1分差を付けて圧勝しました。

4時間エンデューロ

ファミリーの部の出場チームが総合優勝を果たす

ロード、男女混合、ファミリーの3部門の合計で約110チーム(300人)が参加し、エンデューロ部門では最も参加人数・チームが多かった4時間エンデューロ。6時間エンデューロやアタック180/150の選手たちがスタートして3分後、一斉に第一走者がスタートしました。
レースは1時間経過時点で3チームが集団に30秒近く差を付けるなど積極的なレースを展開。悪天候のため2時間でレース終了となりましたが、総合優勝の栄冠はファミリーの部のATCforCWDに輝きました! ロードの部はぼっちレーシング、男女混合はチームZEROがそれぞれ制しました。



アタック180

初開催のソロ種目の最高峰も悪天候のため2時間で終了

昨年までの6時間エンデューロソロの部に代わり、今年からFUJI春のソロ種目の最高峰となったアタック180。6時間以内に39周回完走を目指すというスピードとスタミナの両方を求められる種目で、今年は約100人がエントリーしました。
6時間の選手と一斉にスタートし、上位の選手は先頭交代しながら1周6分台後半〜7分台前半のハイペースで周回を重ねます。1時間経過時点では先頭集団に10人以上の選手がいましたが、2時間経過後の最終局面では7人による争いとなりました。最後のホームストレートでのスプリント勝負を制したのは14歳の犬伏輝斗選手でした。

アタック150

FUJI春 初登場、女性サイクリストのための長距離ソロ種目

アタック150は中学生以上の女性サイクリストだけが出場できる新種目。6時間以内に32周回完走を目指します。完走条件がかなり厳しいだけにエントリーは10人と少なめでしたが、全日本選手権出場を目指すような選手も出場するなど、脚力自慢が集まりました。
レースは上位を目指す選手が序盤からハイペースでラップを重ね、1時間経過時点で野崎桃世選手と高橋瑞恵選手の2人が3位以下に1分以上の差を付けてマッチレースの展開となりました。レースは悪天候のため2時間で終了となりましたが、最終的には野崎選手が高橋選手に1周差を付けて圧勝しました。

アタック100

男子も女子も優勝者は積極的にレースを展開

FUJI春のソロ種目の中で、最も短い距離で行われるアタック100。4時間で21周、およそ100km走ればよいので比較的完走のハードルは低めということもあり、男女合わせて400人近くがエントリーしました。
4時間エンデューロの選手と一斉にスタート。男子は1時間経過時点で鈴木岳志選手と中村永選手の2人が集団から45秒ほど飛び出す展開に。2人は協調して逃げ続け、最後は鈴木選手が中村選手を振り切って優勝。中村選手も後続の集団に迫られながらも20秒ほどリードを保って2位をキープしました。 一方、女子は廣瀬博子選手が2位に2周差を付けて優勝。男女とも上位選手の積極的な展開が印象的でした。