2018年 大会レポート
インタビュー
優勝インタビュー＆参加者の声
上位を目指す本気モードのサイクリストも、エンデューロを自転車のお祭りとして楽しく走りたい人も、それぞれが自分たちのペースで楽しめるのが富士スプリングエンデューロの魅力のひとつ。厳しいトレーニングに打ち勝って優勝を勝ち取った選手の皆さんの喜びの声と、会場でとびきり楽しそうに過ごしていた参加者の皆さんにインタビューを行いました。優勝インタビュー
6時間総合・6時間ロードソロ 優勝井上亮選手
招待選手も舌を巻く強さで6時間総合初代王者に
初開催のこの大会で6時間総合の初代優勝者に輝いたのは、スズカ8時間エンデューロのソロ種目でも優勝経験のある井上亮選手。ツール・ド・おきなわ市民210kmで2位になったこともある強豪選手。表彰式でホストチームの選手としてレースをコントロールしていた真鍋選手から「強かった！」と言わしめるほどの圧勝でしたが、実は当日の朝関西から遠征したそうで、「よく寝られなくてつらかった」とのこと。この日は気温が上がることが予想されたため、ボトルをバイクに2本と背中に1本、補給食もバックポケットに入れてレースに臨んだといい、「ボトルを2本しか持っていない選手が多かったですが、最後は水が足りていない人が多かったように思います。準備の差も勝因のひとつだったかも」と振り返ってくれました。
4時間総合・4時間ロードソロ 優勝山内譲太選手
勝手知ったる“ホームコース”で来年連覇を目指す！
「ストレートで抜け出してしまったが、そのまま独走で勝ててうれしい」と喜びの声を聞かせてくれたのは、4時間エンデューロの初代総合優勝とロードソロの部優勝を勝ち取った山内譲太選手。富士スピードウェイの近くに住んでおり「富士スピードウェイはホームコースのようなもの」といい、何度も走った経験を生かして「上りは先頭で入って自分のペースで走ることを心がけた」とか。「初代王者になれてうれしい。来年は連覇を目指します！」と力強く宣言してくれました。
4時間ロード以外女子 優勝岡崎かな選手
愛する息子の趣味に付き合っていたら自分が優勝！
中学校1年生の息子さんが漫画「弱虫ペダル」の影響で自転車を始め、「一緒に走りに行きたい」と自転車を始めた岡崎さん。富士スピードウェイを走るのはおろか、レースも初めてだったそうで、普段から乗っているクロスバイクで出場したらロード以外の女性でトップになり、特別表彰されました。初めて走る富士スピードウェイについて「上りと向かい風がきつかったけれど、富士山はキレイに見えてよかった」と岡崎さん。今後の目標は？と尋ねると「子どもが出たいというレースには一緒に出てあげたい」と話してくれました。ちなみに会場には家族4人で来てくれましたが、自転車に乗るのは岡崎さんと息子さんだけとか。今度は家族でファミリーの部にぜひ参戦してくださいね！参加者の声
シルバーウィングスのみなさんとにかく楽しく！がモットーのサイクリスト仲間
スズカでは割とよく見かけるパフォーマンス賞ねらいのサイクリスト。富士スプリングエンデューロは初めてだからか、あまり仮装をしている人がいませんでした。そんな中、ピットエリアでウルトラマンのコスチュームを着てひときわ目立っていた選手を発見！ 声をかけたら、他の皆さんは普通のサイクルジャージでしたが、お話を聞かせていただきました。ウルトラマンのコスチュームを着た選手は、愛知県一宮市からやってきたシルバーウィングスというチームのメンバーでした。「とにかく楽しく走ろう、というのが目標。富士スピードウェイは富士山がキレイに見えてロケーションが最高でした」と皆さんエンデューロを楽しんでいる様子でした。
Firstbikesのみなさん渋めの黒いジャージが存在感抜群！
おそろいの黒いジャージが渋くて存在感のあったFirstbikesのみなさん。東京都八王子市のショップのお客様で作るチームで、普段は週末に奥多摩方面など山の方に走りに行くことが多いそう。富士スピードウェイを自転車やランニングのイベントで走ったことがあるメンバーもいるそうで、この大会には3人組×2チームで参加されたとのこと。皆さんの愛車も、往年のアメリカンブランド・クラインのバイクやスチールフレームのバイクなど、それぞれの好みやこだわりを感じられました。「楽しく、ケガなく走るのが目標」といい、自転車が好きな仲間が集まって楽しんでいることがよく伝わってきました。