2018年 大会レポート

レースレポート

6時間エンデューロ

ソロ部門の選手が総合優勝争いをリード


初開催の富士スプリングエンデューロの一番最初のレースとなったのは6時間エンデューロ。午前10時、緑のシグナルが点灯すると、ホストチームのマトリックス・パワータグの選手たちや招待選手を先頭にローリングスタート。1周目の途中からリアルスタートとなりました。
総合優勝を争う先頭集団は、ロードレースさながらのハイペースでコンスタントに6分台のラップを刻み、半分の3時間経過時点でソロ5人、チーム1に絞られました。残り1時間となった5時間経過時点では、ソロの2選手が抜け出し、しばらく二人で走り続けましたが、最終的には井上亮選手が荒瀧隆公選手を振り切って独走状態に持ち込み、そのままフィニッシュ。招待選手の真鍋選手をして「強かった!」と言わしめるほどの圧倒的な走りで6時間総合優勝とソロの部優勝を果たしました。
6時間総合争いでは、3位に男女混合クラスにエントリーし男女ペアで6時間を走り抜いた「つっつるとくりぼー師弟コンビ」が入る大健闘を見せました。

各クラスの優勝者
●6時間総合・ロードソロ
 井上亮選手
●6時間ロードチーム
 笹原サイクル-B(青山勝昭選手/白岩利映選手/加藤秀幸選手)
●6時間ロード以外
 石村佑樹選手
●6時間ロード男女混合
 つっつるとくりぼー師弟コンビ(福田英樹選手/栗原知美選手)
6時間エンデューロリザルト
6時間エンデューロ 総合
6時間エンデューロ ロードソロ
6時間エンデューロ ロードチーム
6時間エンデューロ ロード以外
6時間エンデューロ 男女混合

4時間エンデューロ

ママチャリ、ファミリーなど楽しく走りたい人向けのクラスも


富士スプリングエンデューロは競技志向の強い選手だけでなくエンデューロを“自転車のお祭り”として楽しむサイクリストも参加しやすい雰囲気の大会。それを最もよく表しているのが4時間エンデューロで、ママチャリの部やファミリーの部など、他のレースではあまりないクラスも設けられています。
レースは6時間エンデューロの3分後にスタート。ローリングスタート後にホームストレートを通過していく選手たちの自転車も、MTBやクロスバイク、小径車、ママチャリといったロードバイク以外の自転車も6時間エンデューロと比べて多数。総合優勝や上位ねらいのチームがハイペースでラップを重ねる一方、「安全に停車してコース外に出ればレース中に撮影してもよい」という本大会の特別ルールに則り、富士山をバックに記念撮影する選手もちらほら見られました。
総合優勝争いは、こちらもソロ選手を中心に展開。4時間経過目前にソロの部の山内譲太選手が単独で飛び出して36周目に入り、後続は35周回完了時点でタイムアップとなったため2位に1周差を付けて総合優勝とソロの部の両タイトルを手に入れました。
多くの選手がごく普通のサイクルウェアで走る中、ウルトラマンのコスチュームを着て走る人など、仮装を楽しみながら走る選手もいました。とはいえ、スズカ8時間エンデューロなどに比べると仮装を楽しむパフォーマーは少なめで、来年はマトリックスのエンデューロでおなじみの仮装で大会を盛り上げてくれた選手・チームに贈られるパフォーマンス賞も狙い目かも?

各クラスの優勝者
●4時間総合・ロードソロ
 山内譲太選手
●4時間ロードチーム
 チームゆるポタ(児島直樹選手/末岡正充選手)
●4時間ロード以外
 永田勝久選手
●4時間ママチャリ
 岩瀬宜大選手
●4時間男女混合
 チーム・コバリン(加藤友昭選手/加藤志保選手)
●4時間ファミリー
 MTA(金子誠選手/金子珠江選手/金子愛選手)
4時間エンデューロリザルト
4時間エンデューロ 総合
4時間エンデューロ ロードソロ
4時間エンデューロ ロードチーム
4時間エンデューロ ロード以外
4時間エンデューロ ママチャリ
4時間エンデューロ 男女混合
4時間エンデューロ ファミリー


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